シロアリに強い木材と言えば、真っ先に思い浮かぶのはヒノキです。
実際、ヒノキはシロアリだけでなくムシ全般に有効な木材と言えます。
ただ、全く被害が合わないかというと、そうではなく全ヒノキ造りの家がシロアリの食害にあっていることもあります。
どの木材にも言えますが、年輪の中心(芯材)が一番耐久性が高くその周りの部分(辺材)は、芯材に比べシロアリの耐性はかなり落ちます。
マツやスギなどと比べれば防蟻性は高いです。
木材の種類別防蟻性の違い
樹種別 | 木の種類(心材) |
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高 | ヒバ、クリ、ヒノキ、ケヤキ、ベイヒ、ベイヒバ、ベイスギ、等 |
中 | スギ、カラマツ、ナラ、カシ、ヤマザクラ等 |
低 | モミ、アジカマツ、クロマツ、ベイツガ、ベイマツ(コースト)等 |
極小 | トドマツ、エゾマツ、ブナ等 |
※ただし、上記は心材(木の中心部)の例。
辺材(樹皮に近い部分)では効力はかなり弱くなります。